自動車保険のロードサービスは、近年急速に進化しています。特に大手損害保険会社では、従来JAFが提供してきたようなサービスを、同等かそれ以上の内容で提供するケースも増えてきました。

この記事では、2025年1月時点での最新データを基に、主要な自動車保険会社のロードサービスとJAFのサービスを徹底比較し、あなたにとって最適な選択を提案します。
ロードサービスの内容は定期的に更新されます。
契約更新時には必ず最新のサービス内容を確認しましょう。
自動車保険とJAF、サービスを比較してみた
レッカーサービスの充実度比較
現代の自動車保険のロードサービスは、レッカー距離において驚くべき進化を遂げています。
主要保険会社のレッカー無料距離
- チューリッヒ保険:100kmまで(指定工場の場合、距離制限なし)
- アクサ損害保険:150kmまで(指定工場の場合、距離制限なし)
- ソニー損保:100kmまで(指定工場の場合、距離制限なし)
- 三井ダイレクト損保:100kmまで(指定工場の場合、距離制限なし)
- イーデザイン損保:100kmまで(指定工場の場合、距離制限なし)
JAFのレッカーサービス
- 距離制限なし(ただし、距離に応じた料金が発生)
- 会員特別価格の適用
保険会社の指定工場を利用する場合、ほとんどの保険会社で距離制限なしのレッカーサービスを提供しています。
ただし、愛車を普段整備している工場がある場合は、その距離を考慮して選択しましょう。
付帯サービスの詳細比較
修理後の対応サービス
保険会社によって大きな差が出るのが、修理後の対応です。
修理後搬送費用
- 全額補償:チューリッヒ、アクサ、ソニー損保
- 上限あり:三井ダイレクト(10万円まで)
- 補償なし:イーデザイン損保
修理後の車両引き取り費用
- チューリッヒ:片道1名分の交通費全額
- アクサ:10万円まで
- ソニー損保:片道1名分(5万円まで)
- 三井ダイレクト:片道1名分(1万円まで)
- イーデザイン損保:補償なし
宿泊・帰宅サポート
トラブル時の宿泊や帰宅に関するサポートも、保険会社間で大きな差があります。
宿泊費用:
- 搭乗者全員分全額補償(1泊分):チューリッヒ、アクサ、ソニー損保
- 1名1万円まで:三井ダイレクト
- 補償なし:イーデザイン損保
ペット関連費用: 特筆すべきは、ペット関連費用の補償です。
- チューリッヒ・ソニー損保:同伴ペットの宿泊費用に加え、留守宅のペットの延長ケア費用も補償(上限1万円)
- アクサ:同伴ペットの1泊分を補償
- その他の保険会社:補償なし
現場対応サービスの比較
基本的なトラブル対応
全社で対応している基本サービス
- キー閉じ込み時の解錠
- バッテリー上がり時のジャンピング
- パンク時のスペアタイヤ交換作業
特徴的な追加サービス
保険会社独自の充実したサービス
チューリッヒ保険の特徴:
- キー紛失時の解錠・キー作成費用も補償
- エンジンオイル代無料
- 冷却水代無料
- 落輪引き上げ無料(落差1mまで)
アクサ損害保険の特徴:
- エンジンオイル代無料
- 冷却水代無料
- 24時間無料レンタカー(乗り捨て可)
JAFが不要になる人、必要になる人の特徴
JAFが不要になる可能性が高いケース
- 充実したロードサービス付き保険に加入している場合
特に以下の保険会社を選んでいる場合
- チューリッヒ保険
- アクサ損害保険
- ソニー損保
これらの保険会社は:
- レッカー距離が十分(100km以上)
- 修理後の搬送費用が手厚い
- 宿泊・帰宅費用が充実
- 現場での応急処置が充実
- 運転環境が安定している場合
- 通勤・通学など定期的な利用が中心
- 走行距離が年間1万km未満
- 主に都市部での利用
JAFが必要になる可能性が高いケース
- 以下のような補償が限定的な保険会社を選んでいる場合
- イーデザイン損保(修理後搬送・宿泊費用なし)
- 三井ダイレクト(補償上限が比較的低い)
- 特殊な利用状況がある場合
- 年間走行距離が2万km以上
- 深夜・早朝の運転が多い
- 山間部や過疎地での利用が多い
- 車両の特徴による必要性
- 並行輸入車など、特殊な車両
- 車齢が10年以上
- 改造車
結論:どちらを選ぶべきか?具体例で徹底解説
ケーススタディ1:都市部在住のビジネスパーソン
山田さん(35歳)のケース:
- 東京都内在住
- 週末中心の利用
- 年間走行距離5,000km
- 新車購入2年目の国産車
推奨プラン: チューリッヒ保険またはアクサ損害保険のロードサービス
- レッカー距離は十分(都内での利用が中心のため)
- 24時間レンタカー無料が魅力
- 充実した現場対応サービス
ケーススタディ2:地方在住の営業職
鈴木さん(45歳)のケース:
- 地方都市在住
- 営業での使用が中心
- 年間走行距離30,000km
- 輸入車使用
推奨プラン: 充実した保険のロードサービス(チューリッヒまたはアクサ)+JAF
- 長距離移動に備えた万全の体制
- 輸入車対応の専門性確保
- 複数のサポート体制による安心感
ケーススタディ3:子育て世代の主婦
佐藤さん(40歳)のケース:
- 郊外在住
- 送迎・買い物が中心
- 年間走行距離8,000km
- ミニバン使用
推奨プラン: ソニー損保またはチューリッヒ保険のロードサービス
- ペット補償が充実(家族旅行対応)
- 搭乗者全員の宿泊・帰宅費用が手厚い
- 充実した現場対応サービス
選択のための具体的チェックポイント
- 年間コストの比較 基本的な年間コスト:
- JAF:4,000円+入会金2,000円
- 保険ロードサービス:基本的に保険料に含まれる
- サービス拠点数の確認
- チューリッヒ:約10,700ヵ所
- アクサ:10,776ヵ所
- ソニー損保:約10,000ヵ所
- 三井ダイレクト:約4,300ヵ所
- イーデザイン損保:約8,100ヵ所
- JAF:全国約2,100ヵ所
- 特約サービスの必要性
以下のサービスが必要な場合は、対応する保険会社を選択
- レンタカー補償:チューリッヒ、アクサ、ソニー損保
- ペット補償:チューリッヒ、ソニー損保
- キャンセル費用補償:チューリッヒ(5万円まで)
まとめ
自動車保険のロードサービスは、従来JAFが提供してきたサービスの多くをカバーするまでに進化しています。
特にチューリッヒ保険、アクサ損害保険、ソニー損保などは、充実したサービス内容を提供しています。
ただし、以下のような場合はJAFとの併用を検討すべきです。
- 年間走行距離が多い
- 特殊な車両を使用
- 山間部や過疎地での利用が多い
- 深夜・早朝の利用が多い
最後に、選択したサービスは定期的な見直しが重要です。
保険会社のサービス内容は年々変化しており、新しいサービスが追加されることも少なくありません。



契約更新時には、他社のサービス内容もチェックすることをおすすめします。より良い条件の保険に乗り換えることで、サービス内容の充実と保険料の節約を両立できる可能性があります。