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寒冷地仕様って何?国内メーカー別の特徴と主な装備を調べてみた!

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皆さんは、クルマの「寒冷地仕様」って聞いたことありますか?今回はあまり馴染みのない「寒冷地仕様」について調べてみました。日本国内の寒冷地向けに設定されている装備にフォーカスし、地域特有の冬季対策について見ていきます。

目次

【寒冷地仕様あり】トヨタの対応

トヨタでは、日本国内の寒冷地向けに「寒冷地仕様パッケージ」を提供しており、特に北海道や東北地方での使用を想定した装備が充実しています。トヨタ車の寒冷地仕様には、以下の装備が一般的に含まれています。

  • ワイパーデアイサー:フロントワイパーの基部を温め、凍結による動作不良を防止します。冬季でもスムーズにワイパーが動作するよう工夫されています。
  • ヒーテッドドアミラー:サイドミラーにヒーターを内蔵し、凍結や曇りを防止することで、冬の視界を確保します。
  • PTCヒーター:エンジン始動直後から素早く暖房が効くように、電気式の補助ヒーターを搭載。エンジンの温まりが遅い冬でも、快適に車内を暖められます。
  • 大型バッテリー:寒冷地でのエンジン始動を安定させるため、バッテリー容量が通常仕様よりも大きく設定されている場合があります。

カローラやランドクルーザー、ハリアーなど、さまざまなトヨタ車で寒冷地仕様がオプションとして選べるため、地域や用途に合わせて選択可能です。

【寒冷地仕様あり】日産の対応

日産も、日本国内の寒冷地向けに「寒冷地仕様パッケージ」を提供し、地域特有の厳しい冬を乗り切るための装備を揃えています。代表的な装備は以下の通りです。

  • シートヒーター:フロントシートにヒーターを内蔵し、寒い冬でもすぐにシートが温まり快適な乗車が可能です。
  • ヒーテッドドアミラー:ドアミラーの凍結や曇りを防ぎ、視界を確保します。
  • フロントガラス熱線:フロントガラスの曇りや凍結を防止する熱線を装備しており、視界の確保に役立ちます。

エクストレイルやノート、セレナといった人気モデルには、この寒冷地仕様がオプションとして選べる場合が多く、特に雪が多い地域で活躍しています。

【寒冷地仕様あり】三菱の対応

三菱では、アウトランダーやデリカD:5といったSUVモデルで、日本国内向けの寒冷地仕様を展開しています。三菱車の寒冷地仕様の特徴としては、以下のような装備が挙げられます。

  • ヒーテッドフロントガラス:フロントガラスの凍結を防ぐため、熱線が備えられており、冬でも良好な視界を確保できます。
  • シートヒーター:フロントシートにヒーターが内蔵され、寒冷地での乗車が快適に。
  • 大型バッテリー:寒冷地でのエンジン始動性を確保するため、通常よりも容量の大きなバッテリーが搭載されることが一般的です。

北海道や東北地方などの降雪地では特に三菱のSUVが人気で、寒冷地仕様と全輪駆動の組み合わせにより、冬季でも安心して運転が可能です。

【標準仕様=寒冷地仕様】ホンダの対応

ホンダは、日本国内で「寒冷地仕様」というパッケージを明示的に設けていない場合が多いですが、寒冷地での利便性を考えた装備が車種によって標準またはオプションで用意されています。代表的な装備は以下の通りです。

  • シートヒーター:一部車種ではフロントシートにシートヒーターを装備しており、冬でも快適に使用できます。特にSUVやミニバンで装備されることが多いです。
  • ステアリングヒーター:特定のモデルやグレードにおいて、ステアリングを温める機能が備わっており、寒冷地でのハンドリングの快適性を高めています。
  • PTCヒーター:暖房が効き始めるまでの間、補助的に電気ヒーターで車内を温める装備も一部に標準装備されています。

車種によっては、こうした寒冷地対応装備が標準で備わっているグレードもあるため、寒冷地での利用を考慮して装備内容を確認すると良いでしょう。

【標準仕様=寒冷地仕様】マツダの対応

マツダも、「寒冷地仕様」という明確なパッケージを設定していないものの、寒冷地に適した装備が車種やグレードにより標準またはオプションで設定されています。特にCXシリーズでは、寒冷地での使用を考慮した装備が多く搭載されています。

  • シートヒーター:多くのモデルで前席にシートヒーターが装備されており、寒冷地での乗車を快適にします。
  • ステアリングヒーター:CX-5やCX-8といったSUVでは、ステアリングヒーターが一部グレードに標準装備されており、冬季の運転時に便利です。
  • ヒーテッドドアミラー:ドアミラーにヒーターを内蔵しているモデルもあり、霜取りや曇り防止に役立ちます。

これらの装備が寒冷地での快適性を向上させており、必要に応じて装備が充実したグレードを選ぶことが推奨されます。

【標準仕様=寒冷地仕様】スバルの対応

スバルも日本国内で「寒冷地仕様」パッケージは明示的に設定していないものの、標準的に多くの車種に寒冷地での使用に配慮した装備が搭載されています。スバル車は雪道での走行安定性や視界確保を重視しており、寒冷地でも使用しやすいような装備が備わっているのが特徴です。

  • ワイパーデアイサー:多くのモデルで標準装備されており、ワイパーが凍結しないようにする機能が付いています。冬季の安全な視界確保に役立ちます。
  • シートヒーター:SUVを中心に、前席にシートヒーターが装備されており、寒冷地でも快適なドライブが可能です。
  • ヒーテッドドアミラー:一部のモデルに、ドアミラーが凍結しないようにするヒーターが標準装備されていることが多く、冬の視界確保に役立ちます。

スバルはAWD(全輪駆動)を標準装備しているモデルが多いため、雪道や凍結路での安定性が非常に高く、寒冷地でもその走行性能が評価されています。

【標準仕様=寒冷地仕様】スズキの対応

スズキは軽自動車や小型車に強みを持っており、寒冷地での使用を考慮した装備が一部車種で提供されていますが、他のメーカー同様、明確な「寒冷地仕様パッケージ」の設定はありません。以下の装備が、一部の車種やグレードに標準またはオプションとして採用されています。

  • シートヒーター:ワゴンRやスペーシアといった軽自動車の人気モデルでは、運転席や助手席にシートヒーターが装備されています。寒い時期でも座席がすぐに暖まるため、快適なドライブをサポートします。
  • ヒーテッドドアミラー:一部グレードでは、ドアミラーにヒーターが搭載されており、雪や霜による凍結を防ぎ、冬季の視界を確保します。
  • リアフォグランプ:アルトなどのコンパクトカーやSUVに搭載されている場合があり、雪や霧の多い地域での被視認性を向上させます。

スズキのクロスビーやジムニーといったSUVでは、寒冷地での使用を考慮した装備が充実しており、悪路や雪道での安定した走行性も魅力です。これらの装備は、寒冷地での実用性を高めるため、降雪地で人気が高いです。

【寒冷地仕様あり】ダイハツの対応

ダイハツは、日本国内で正式に「寒冷地仕様パッケージ」を設定しており、寒冷地での使用を前提とした装備がオプションとして選べるモデルが多くあります。特に降雪地や厳寒地での快適性・安全性を高めるため、ダイハツの寒冷地仕様には以下の装備が含まれることが一般的です。

  • リアフォグランプ:雪や霧が多い環境で、後続車や周囲の車両からの視認性を確保するため、リアフォグランプが搭載されています。
  • ヒーテッドドアミラー:ドアミラーにヒーターが内蔵されており、霜や雪でミラーが凍結するのを防ぎます。これにより、寒冷地でも後方視界をしっかり確保できます。
  • PTCヒーター:エンジンが冷えた状態からでも暖房をすぐに使用できるように、補助的に電気式のヒーターを搭載。エンジンが温まる前から車内を暖め、冬季の快適性を高めます。
  • 大型バッテリー:寒冷地でのエンジン始動を安定させるため、通常よりも容量が大きいバッテリーが装備されていることがあります。

これらの装備により、冬季でも快適かつ安全な運転が可能となり、特にムーヴ、タント、ロッキー、タフトなどのモデルに寒冷地仕様が選択できるグレードが用意されています。

ダイハツの寒冷地仕様は、雪国や厳寒地にお住まいの方や、冬場に寒冷地を頻繁に運転する方にとって非常に実用的な装備です。地域や使用状況に合わせて、寒冷地仕様の有無を確認しながら車を選ぶと、冬のドライブがより快適で安全になります。

まとめ

寒冷地仕様については、メーカーオプションとして設定するトヨタ・日産・三菱・ダイハツと、「寒冷地仕様パッケージ」を設けず、寒冷地での使用を考慮した仕様を標準仕様とするホンダ、マツダ、スバル、スズキに大きく分かれるようです。とはいえ、「寒冷地仕様パッケージ」を設定しないメーカーにも、寒冷地での使用を考慮した装備を一部のモデルやグレードに採用しています。寒冷地で車を利用する際には、これらの装備が搭載されたモデルやグレードを選ぶと快適に使用できるでしょう。

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