初めてのクルマは年収の何割？予算の決め方とおすすめ車種を提案

初めてクルマを購入する際、どれくらいの予算をかけるべきか迷う方は多いでしょう。「年収の何割をクルマに充てるのが理想？」という疑問は、誰もが一度は考えるポイントです。

年収から考えるクルマの予算の基本

クルマの予算は「年収の30〜50％以内」が目安

一般的に、クルマの購入費用は年収の30〜50％以内に抑えるのが理想です。これは一度の大きな出費が家計に過度な負担をかけないための指標です。以下に、年収別の予算目安を示します。

年収	購入予算の目安（30％）	購入予算の目安（50％）
300万円	約90万円	約150万円
400万円	約120万円	約200万円
500万円	約150万円	約250万円

年収別の購入プランとおすすめ車種

年収300万円の場合：実用性重視の軽自動車・コンパクトカー

予算の目安：90万〜150万円

年収300万円では、燃費が良く維持費が安い軽自動車や中古のコンパクトカーがおすすめです。低燃費で手頃な価格の車を選ぶことで、維持費を抑えたカーライフを楽しめます。

おすすめ車種

車種	タイプ	燃費（km/L）	価格帯
スズキ ワゴンR	軽自動車	21.8	約120万円
ダイハツ タント	軽自動車	20.5	約140万円
トヨタ ヴィッツ（中古）	コンパクトカー	18.0	約90万円

年収400万円の場合：快適性と経済性を両立する選択肢

予算の目安：120万〜200万円

年収400万円では、新車のコンパクトカーやハイブリッドカーが手に届く範囲です。燃費性能に優れた車を選ぶと、ガソリン代を抑えつつ快適なドライブが楽しめます。

おすすめ車種

車種	タイプ	燃費（km/L）	価格帯
トヨタ ヤリス	コンパクトカー	28.0	約180万円
ホンダ フィット	コンパクトカー	24.5	約170万円
日産 ノート e-POWER	ハイブリッドカー	34.0	約190万円

年収500万円以上の場合：快適性とデザインを重視した車選び

予算の目安：150万〜250万円

年収500万円以上では、ミッドサイズSUVや高性能なハイブリッド車が選択肢に入ります。デザイン性や快適性を重視しつつ、安全性の高い車を選ぶことも可能です。

おすすめ車種

車種	タイプ	燃費（km/L）	価格帯
トヨタ RAV4	SUV	18.0	約300万円
マツダ CX-5	SUV	17.5	約320万円
ホンダ アコード	セダン	20.0	約350万円

維持費を含めた総額を考える重要性

クルマの購入費用だけでなく、維持費も考慮することが大切です。以下に維持費の目安を示します。

項目	軽自動車	コンパクトカー （1,000～1,500cc）	SUV・セダン （2,000～2,500cc）
自動車税	軽乗用車：10,800円 軽貨物車：5,000円	30,500円	43,500円
任意保険料	約5万円	約7万円	約10万円
ガソリン代	約7万円/年	約10万円/年	約12万円/年
車検費用	約5万円（2年ごと）	約8万円（2年ごと）	約10万円（2年ごと）

無理のない購入プランを立てるためのポイント

頭金をしっかり準備する

頭金を多めに用意することで、ローンの月々の支払額を抑えることができます。理想的な頭金は、車両価格の20〜30％です。

月々の支払いを抑えるローン計画

ローンの返済期間を長めに設定することで、月々の支払額を抑えることができます。ただし、返済期間が長いほど金利の負担が増えるため、バランスを見て設定しましょう。

維持費を含めた年間支出をシミュレーション

クルマの維持費を含めた年間の支出をあらかじめ計算し、無理のない範囲でクルマを選ぶことが重要です。

まとめ

初めてのクルマ購入は、年収に見合った無理のない予算設定が重要です。クルマの購入費用だけでなく、維持費も考慮した計画を立てましょう。